貴重な町指定の文化財を火災等から守ることを目的にした大磯町文化財消防訓練が1月24日、国府新宿の寶積院(ほうしゃくいん)で実施された。
この訓練は2009年に旧吉田茂邸が火災で全焼したことをきっかけに、その翌年から開始。第6回目の会場となった寶積院には寛永8年(1631年)の銘を持つ町最古の梵鐘、樹齢300年以上で樹高15mを誇るカヤの木などの町指定文化財がある。
訓練は本堂で出火したことを想定し、まず、火災を発見した同院の鈴木住職が模擬の文化財を安全な場所へ退避させて消防へ通報。同時に寺院関係者で消火活動を試みた。間もなく、消防車両が到着。町消防署や消防団本部、第6・12分団の団員らが現場に駆けつけ、本堂に向かって一斉放水を行った。
訓練終了後、鈴木住職は「貴重な町の財産を守るため、火災予防に努める。万が一の場合は、皆さんの協力をお願いしたい」と、話していた。
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