中華圏の旧正月に合わせて中国や台湾などから大勢の観光客が日本を訪れたさなかの2月22日、丹沢湘南地域における訪日観光の推進をテーマにしたフォーラムが秦野市のタウンニュースホールで開かれた。東海大学観光学部が主催。
インバウンド(訪日)観光に詳しいセブンカルチャーネットワークの佐原義規氏が基調講演を行い、訪日観光の現状と外国人客誘致の方法などについて語った。
同大学周辺の3市3町で昨年12月に実施した在日外国人向けモニターバスツアーの結果報告と、観光協会職員や留学生らによるパネルディスカッションも行われた。ツアー参加者の評価によると、大山阿夫利神社での正式参拝、そば打ちと試食など日本ならではの体験は満足度が高かった。一方、旧吉田茂庭園の見学は説明が難しかったためか、低めの評価に。「旅行者に合わせた平易な内容と言語でのガイドが必要」「豊かな自然や眺望、安全な食は外国人にアピールできる要素」といった意見が出た。
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