ベルマーレ 期待の開幕 黒星スタート 湘南スタイルは健在
記録的な強さで昨季のJ2を制した勢いそのままに、J1でもその旋風を巻き起こすのかとサッカーファンの注目を集めた湘南の開幕戦。チケットも全席完売するなど、過去2回の昇格時と比べ異様な盛り上がりを見せる中、ホームに浦和レッズを迎えて行われた。
序盤は、互いに出方をうかがうような展開から迎えた前半24分、菊池からパスを受けた左SBの三竿がゴール前にクロスを送り、これにFW大槻が左足で合わせるも、浦和DFにブロックされてしまう。圧倒的な走力で後続の選手がボールホルダーを次々と追い越して決定機を演出する「湘南スタイル」は健在で、浦和ゴールに次々と襲い掛かる展開に先制点への期待も高まった。
その10分後には、ペナルティエリア内で大槻が倒されてPKを獲得。7時間ほど前に第2子誕生の知らせを受けた遠藤が決め、ビッグクラブを相手に湘南が先制する。だがその5分後に同点を許すと、風下に回った後半は”らしさ”を発揮できないまま、2点を奪われ初戦を勝利で飾ることはできなかった。
試合後、曺貴裁(チョウキジェ)監督は強豪相手に「びくびくすることなく、自分たちの良さを出せた」と選手を讃えた一方で、「隙を見せたら得点されることを痛感した」と振り返った。
|
|
|
|
|
|
3月29日