小学6年生と中学3年生を対象とする平成26年度全国学力・学習状況調査の二宮町立小・中学校分の結果概要が3月31日、同町教育委員会から公表された。それによると、全国・神奈川県との平均正答率の比較で、小学6年生は国語・算数ともに若干下回り、中学3年生では国語・数学とも大幅に上回ることが分かった。
同調査は昨年4月22日に実施され、二宮町では小学6年生233人・中学3年生228人が対象となった。内容は教科に関する調査(各教科A/知識に関する問題・B/活用に関する問題)と学習環境や生活の諸側面などに関する質問紙調査で、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析してその改善を図ることなどが目的とされている。
教科に関する調査では、小学校の国語Aと算数A・Bで全国・県の平均正答率を下回り、国語Bでは若干上回った。10問中、国語Bで1問も正答できなかった児童が国語Aでは7〜8問正答していることから、知識を持っていても活用が十分にできていない状況が伺えたという。
中学校では国語A・B、数学A・Bで全国と県の平均正答率を大幅に上回り、無回答率も全国・県平均より低くなった。
また、質問紙調査では小学校で「友達の前で考えや意見を発表することが得意(27・5%)」「友達に伝えたいことをうまく伝えられる(36・9%)」「地域の行事に参加している(44・2%)」「ニュースを見る(62・2%)」の質問に対して肯定的な回答が全国・県平均を大きく上回った。一方、「家で学校の宿題をしている(76・4%)」「授業の始めに目標が示されていた(39・9%)」「授業の最後に振り返りを行った(27・5%)」の質問では全国・県平均を下回った。
中学校では「学級で協力し嬉しかったことがある(71・9%)」「ニュースを見る(59・2%)」「学校の規則を守っている(70・2%)」「総合学習で課題決定・情報収集・整理・発表している(47・4%)」などの質問で肯定的な回答が全国・県平均を上回り、逆に「毎日同じ位の時刻に寝ている(17・1%)」「難しいことでも、失敗をおそれないで挑戦する(9・6%)」などの質問では全国・県の平均を大きく下回った。
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