神奈川県交通安全対策協議会が今年から4月10日を「シートベルトの日」に定めたことを周知するため、大磯警察署と大磯・二宮両町などは同日、警察署前の国道1号で啓発キャンペーンを実施した。
大磯地区交通安全協会と大磯二宮交通安全母の会、安全運転管理者会、自動車ディーラー団体、元警察官で組織する警親会大磯支部の会員など約50人が参加した。加藤登志夫署長も国道沿いに立ち、赤信号で停止したドライバーや同乗者にチラシや反射材など200セットを配布。「全ての座席でシートベルトを正しく着用し、安全運転を心がけて」と呼びかけた。
統計によると、全国における2014年のシートベルト着用有無の違いによる致死率(交通事故死傷者に占める死亡者の割合)は、シートベルト非着用者が着用者の約14倍。「シートベルトをしていれば助かった命が沢山ある」と加藤署長。
県内の着用率は前部座席が約93%であるのに対し、後部座席は一般道で30・9%、高速道で57・1%。全国47都道府県でそれぞれ32番目、40番目の低さとなっている。同署交通課は「死亡事故抑止へ向け、シートベルトを全席で着用することの重要性を広く訴えていく」と話す。
今年1月から4月9日まで、県内では45人が交通事故で死亡。同日現在、大磯署管内では交通死亡事故ゼロを294日継続中だ。
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