大磯警察署(加藤登志夫署長)は20日、大磯町と二宮町の高齢者を対象に安全運転講習会を開いた。65歳から80歳までの9人が参加。自動車教習所のコースを走行して運転時の注意点を再確認し、応急救護などを学んだ。平塚市にある荒井自動車学校が協力した。
受講者は指導員を乗せた教習車でS字カーブ走行やバックでの方向転換などを行い、アクセルとブレーキの踏み間違いへの対処を確かめた。また、応急救護の心臓マッサージは胸の左側ではなく真ん中を圧迫することやAED(自動体外式除細動器)の使い方、交通標識などについて学んだ。
約40年の運転歴をもつ善波久嗣さんは「日頃運転していてもコース走行は緊張した。AEDの講習を前に受けたこともあるが、改めてよい勉強ができた」と話した。
神奈川県警はシルバードライビングスクールと、若者と中高年の二輪ライダー向けに安全運転講習会を行っている。老人会や自治会などで希望者を集めて受講を申し込むことができる。
大磯署管内では4月14日、国道1号で高齢者が関わる交通死亡事故が起きた。「運転する人だけでなく、歩行者も自分の身を守るために、交差点での右左折車などに十分注意してほしい」と交通課署員は話す。
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