神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

大磯町で器の展示会を開く 丹羽 健一郎さん 秦野市在住 60歳

公開:2015年6月26日

  • X
  • LINE
  • hatena

器づくりに情熱注ぐ

 ○…7月1日から31日まで大磯町で展示会「TABI〜宝物を探しに〜」を開く。旅をテーマに、器と樹脂アクセサリー作家の作品で空間を創る。会場はタイムスリップしたような、昭和の風情たっぷりの古民家を再利用した「つきやま Arts&Craft」。「何かありそう。旅に出て、ふと立ち寄った場所で自分の好みの物を見つける感じ。不思議がって見ていただけたら嬉しいですね」と語る。

 ○…秦野市内の自宅に「陶房 名古木」を構え、うつわ作家として活躍する。丹沢麓で登り窯を開いている陶芸家・中島克童さんと知り合い、陶磁器の世界に関心を持った。独学で作陶に取り組み、会社勤めをしながら各地のギャラリーや美術館などで作品を発表。58歳で一念発起し、創作活動に専念するため定年を待たずして退社した。「サラリーマンはいつか辞める時がくる。一生できる仕事をしたい。時間が欲しかった」と振り返る。

 ○…理想とする表現を模索し、公募展に出品したり、目を引く作品やインパクトのある作品を追いかけたりしたこともあったという。現在は余計なものを削ぎ、作品の本質を追求する。「人に見て、手に取って、使ってもらうことが一番の評価」と言い切る。自動車メーカーのチーフモデラーの経験を買われて週2日、専門学校でデザインの講師を務める。我が子たちと同年代の学生と接するのは「とても新鮮」と話す。

 ○…今回の展示会開催は「ふるさとに帰ってきた気分」なのだという。結婚した頃、会社の上司の家の留守番を任され、2年ほど大磯町で暮らした。「あれから約30年経って大磯の良さがやっと分かってきた」と笑顔をみせる。大磯市や「大磯うつわの日」などのイベント、分野を越えて交流・連携する人々に「まちを盛り上げよう、大磯を魅力的な場所にしていこうという意気を感じる」と話す。「ここで得た人との繋がりは有り難いもの。大事にしたい」

大磯・二宮・中井版の人物風土記最新6

一條 裕喜(ひろよし)さん

第91代大磯警察署長に3月19日に就任した

一條 裕喜(ひろよし)さん

大磯町在住 54歳

4月26日

沖山 奈美さん

インドの手仕事を取り入れた服飾ブランド「maNika」責任者の

沖山 奈美さん

大磯町在住 45歳

4月19日

小澤 恵里さん

総合型地域スポーツクラブ「さとまちのみりょく」代表の

小澤 恵里さん

中井町在住 31歳

4月12日

永野 亮比己(あきひこ)さん(本名:永野亮彦)

バレエダンサーでミュージカル俳優の

永野 亮比己(あきひこ)さん(本名:永野亮彦)

平塚市出身 38歳

4月5日

大塚 正夫さん

昨年12月、瑞宝双光章を受章した、大磯小学校、国府小学校元校長の

大塚 正夫さん

小田原市南鴨宮在住 88歳

3月29日

重原 聡さん

湘南デンタルケアークリニックを運営する医療法人社団悠星の理事長を務める

重原 聡さん

二宮町在勤 63歳

3月22日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook