動物保護センター 新施設整備へ 基金創設 殺処分なし 愛護拠点に
神奈川県は、平塚市土屋にある動物保護センターを建て替えるための調査設計費950万円を盛り込んだ補正予算案を現在開会中の県議会に上程している。県は、整備費に14億円以上かかると見通しており、建設資金に充てる寄付を募るため基金を創設する構えだ。
新施設は、同センターが昨年度、初めて犬・猫ともに殺処分ゼロを達成したことから、殺処分室や焼却炉を設置しない「動物愛護拠点」として整備する。動物用の個室や日常的に使用できるドッグラン、ボランティアの活動スペースを新たに設置。また、災害時に動物収容施設として活用する方針だ。
建て替え費用を積み立てる基金は、今年度中に1億円、2018年度までに11億円を目標に、インターネットや募金箱等で一般から寄付を募る。ただ、議会では、11億円もの寄付を当てにした計画を疑問視する声もある。
補正予算案が議決されれば、今年度中に業者を選定し、今秋ごろには測量・調査設計に入る予定となっている。
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