大磯町と姉妹都市提携を結ぶ米国オハイオ州デイトン市に派遣される高校生の歓送会が7月11日、町保健センター内で行われた。昨年は13年ぶりに同市から留学生が来日し、町内のホストファミリーらと交流。大磯町から同市への高校生派遣は31回目を数える。
大磯町姉妹都市協会(石塚洋会長)が昭和54年から継続させているデイトン市への高校生派遣。今回は早稲田大学高等学院2年生の馬鳥隆太郎さん(大磯在住)と北鎌倉女子学園高等学校1年生の原口麗子さん(生沢在住)が9人の応募者の中から選ばれた。
歓送会には中崎久雄町長や藤家崇教育長らも出席。中崎町長は「君たちは若い。これだけはやって来るぞという信念を持って出発して欲しい」と、2人にエールを送った。
また、石塚会長は選出に至った経緯を「応募してくれた高校生は皆さん立派だったが、選ばれた2人からはデイトンへ行きたいというより強い気持ちが伝わった」と説明。「大磯町在住の高校生代表として、しっかりミッションを果たしてきて欲しい」と激励した。
将来は外交官を目指しているという馬鳥さん。「普通に英語を勉強しているだけでは駄目だと気付いた。現地の人と話して会話力を身に着けたい。豊かな心を育てる土壌が大磯にあることなど、英語でアピールしたい」と抱負を語った。
原口さんは将来、海外でピアノを勉強してみたいという。昨年来日したデイトン市からの留学生には、折り鶴の作り方を教えた。「自分の行動に責任を持ち、たくさんのことを吸収したい。現地の文化を学んで来たい」と話していた。
2人は7月23日に大磯町を出発。デイトン市民宅でホームステイし、8月6日に帰国する。その後、9月5日には渡航報告会に出席し、現地での体験を披露することになる。
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