県立二宮高等学校(高梨智校長)で7月23日、ユニクロ社員による出張授業があった。同社が主催する「届けよう、服のチカラプロジェクト」を通して、国際問題や環境問題に関心を寄せ、社会貢献を体験することを目的に行われた。
同社湘南エリアマネージャーの吉田剛史さんと平塚市にあるOSC湘南シティ店のスタッフ2人が講師として登場。同社の事業内容や衣服が持つ機能と役割、不用になった服を難民キャンプに届ける取り組みについて説明した。「服を1着しか持っていない人が半分以上いる難民キャンプもある」「難民の半数は子どもで、多くの子ども服を必要としている」などと話し、服のリサイクル活動への協力を呼びかけた。
同プロジェクトに参加する同校では、着なくなった子ども服を回収する運動を全校で始めることを決定。2年生は夏休みの家庭科の課題として、家庭や地域で子ども服を集め、結果をレポートにまとめる。
3年生の生徒は「子どもの時の服が家にたくさんあるので、リサイクルしたい」「幼稚園や保育園に協力を呼びかけることができるかもしれない」と話した。
校内で集めた子ども服は11月までに発送する予定。輸送などにかかる費用はユニクロが負担するという。
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