大磯・二宮・中井版 掲載号:2015年10月30日号 エリアトップへ

新内「吉田茂」とその続編「大磯の吉田茂」を作詞した 中川 滋さん 大磯町在住 73歳

掲載号:2015年10月30日号

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多才な演者兼プロデューサー

 ○…「頑固だけど、どこか愛嬌のあるキャラクターだからできたのかもしれません」。大磯ゆかりの人物吉田茂の生涯を三味線と語りの芸で表現する、オリジナル新内を作詞した。昨年の公演で好評を博した「吉田茂」と、これに続く新作「大磯の吉田茂」。11月23日に「吉田茂」の再演と続編の初披露の鑑賞会が開かれる。弾き語りは新内如月流の鶴賀喜代寿郎さん。「戦争や広島・長崎の原爆の悲惨さを、師匠が三味線の音の高低だけで表すのも聴きどころです」と話す。自身は桂三十 (みそずけ)として出演。落語を披露する。

 ○…2年前、町観光協会理事の富山昇さんから地域おこしのアイデアをたずねられ、思いついたのが新内の創作だった。邦楽の嗜みがあり、喜代寿郎師に相談したところ、「七五調で詞を書いてくれたら節をつける」と快諾を得た。大磯城山公園の旧吉田茂邸地区に建つ銅像に会いに行き、資料を調べ、詞を書き上げた。吉田茂と植木屋とのやりとりは落語の一場面を連想させながら、昭和の宰相の気質を伝えている。続編には前作にない事柄を盛り込んだそうで、「大磯詣で」や「はんぺん」といった地元の逸話も抜かりない。

 ○…多才で気さくな紳士。東京は四谷で印刷会社を営む家に生まれた。隣は文学座のアトリエ。刷った台本を届けに行き、北村和夫さんの前で落語をやったことが縁で名優の指導を受ける。社長業と並行して落語会をプロデュースするほか、朗読劇『女の一生』に出演し、淡島千景さんと夫婦役を演じた。小学校5年でギターを始め、プロのギタリストとしても活躍。慶応義塾大学では落語研究会に所属した。「北村塾」代表幹事を務める。

 ○…「湘南に住むなら大磯よ」という夫人のすすめで9年前、都内から移った。「海と山、漁師町があり、空気がきれいで静か。人間本来の生活がある。家の前にイノシシが出ますが」と柔和な笑みをみせる。

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