神奈川県は1月14日、県内でインフルエンザが流行の開始水準を超えたと発表した。例年と同様の流行開始時期で、通常1月から3月にかけて迎える流行のピークを前に、関係機関は注意喚起を呼びかけている。
インフルエンザの流行具合は、県内の1医療機関当たりの患者報告数(定点当たり報告数)で判断される。今回、1月4日から10日までの定点報告数が「1・84」となり、流行開始水準「1」を超えたことから、流行開始宣言となった。
平塚市・大磯町・二宮町を管轄する平塚保健福祉事務所が発表した同時期の定点報告数は「2・45」と、県内では足柄上の「2・60」に次ぐ高い数値となっている。
インフルエンザは、冬季の乾燥した時期に流行するウイルス性の呼吸器感染症。感染者のせきやくしゃみなどの飛沫と共に放出されたウイルスが気道に入ることによって感染するとされている。
特に高齢者は気管支炎や肺炎などの合併症を引き起こし、重症化することが多い。
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