中井町が発行する「広報なかい」が、2015年神奈川県広報コンクールの一枚写真部門で最優秀に選ばれた。同部門での同賞受賞は2年連続。
受賞作品は10月1日号の表紙写真。間もなく出産する女性の大きなお腹に子どもたちがおそるおそる触れる様子が写っている。小学5・6年生が助産師や妊婦の話を聞いたり、赤ちゃんと触れ合ったりする、思春期ふれあい体験事業の1コマだ。「母親のお腹の中の赤ちゃんの存在感がよく出ており、子どもたちが手を伸ばしている描写も良い。写真から幸せな感じが伝わってくる」と講評があった。
撮影した同町企画課職員の小玉裕子さんは「お腹に触れる子どもの緊張感が伝わり、広報を手に取る方にもその緊張感と命の尊さを感じてほしいと思い、掲載しました」。「町民の方々のおかげで受賞できたと感謝しております」と話す。
61回目を数える同コンクールは、昨年1月から12月までに発表された県内市町村の広報紙・広報写真・映像を対象に学識経験者などが審査。各部門の最優秀作品は全国広報コンクールへ推薦される。
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