タッタッタッタッ。4拍子のリズムを刻み、はしご状の線の上を俊敏なフットワークが駆けていく。低学年の児童も慣れた様子でケンケンパやミニハードル、ダッシュなどを組み合わせた走行練習を繰り返す。
二宮町の町民運動場で3月12日、町陸上競技協会が主催する「二宮T(トラフィック)&F(フィールド)ジュニアスクール」が開かれた。小学生26人が参加。今年度最後の教室ということで、短距離と走り幅跳び、ソフトボール投げの記録をとり、1年間のトレーニングの成果を確認。1・2年生の中に50m9秒台を出した子もいて、「もっとレベルアップしたい」と意欲的だ。
陸上競技を通してスポーツを楽しみ、走る・跳ぶ・投げるといった運動に必要な基礎体力や健全な心身を養う同スクールは3年前に始まった。将来のトップアスリート育成も目指す。登録者は年々増え、今期は小中学生約70人が入会した。
「旧東ドイツで考案された、運動能力を高めるコーディネーショントレーニングを行っています」。高校の元体育教諭で町議会議員を務める前田憲一郎会長はそう話す。運動会で速く走れるようになりたい子や他のスポーツをしている児童生徒などが参加しているという。テニスを習っている二宮小学校3年の後藤駿太君は「走る練習はテニスの試合でボールに速く追いつくのに役立つ。陸上大会に出ることもできた」と話す。
入会者を募集
同協会では新年度の入会者を募集している。町内在住の小中学生が対象。年会費2千円(保険料、会場使用料など含む)。
日程は4月16日、5月7日、6月25日、7月9日、8月6日・27日、9月10日・24日、10月29日、11月19日、12月17日、1月21日、2月11日、3月11日のいずれも土曜日。時間は午後3時から2時間程度。雨天中止。年度途中からの入会もできる。「箱根駅伝に出場した経験のある人が孫世代と一緒に体力づくりをしています」と前田さん。シニアの入会も歓迎だという。
申し込み・問い合わせは同協会普及委員の松本さん【電話】0463・71・3066。【メール】rarara-2club@mj.scn-net.ne.jp
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|