アフリカ北東部に位置するエリトリア国の陸上競技選手が18日、星槎湘南大磯キャンパスを訪れ、星槎グループの駅伝大会に飛び入り参加した。2020年の東京五輪・パラリンピックで、県や小田原市、箱根町と共に同国のホストタウンを務める大磯町で、高校生が一足早い交流を図った。
キャンパスを訪問したのは、若手ホープのミエバレ・アンデミヒャエル選手と中堅のベレハネ・ツェゲイ選手、イサーク・ネツレエブコーチの3人。同グループからは120人の高校生が参加し、異国のアスリートを出迎えた。
駅伝大会では、生徒が8人でたすきをつないで走るのに対し、両選手は途中交代して鍛え上げた脚力を披露。全体のペースに合わせて走りながら、背中に手を添える仕草で生徒を励ますなど、和やかな雰囲気の中で一緒にゴールテープを切った。
星槎国際高等学校の塩谷貴男教頭は「外国の選手と交流し、一緒に走った経験は生徒たちにとって良い刺激になる」と話した。
大磯町と星槎グループは、神奈川県と小田原市、箱根町と共に昨年9月、2020年東京五輪・パラリンピックの事前キャンプに関する協定をエリトリアと締結。今年1月にホストタウンとして国から認定を受けた。
今回の交流事業は、スポーツ振興と教育文化の向上、友好関係の構築を目指す「SKYプロジェクト」の一環として実施された。18日にはもう1人の選手が小田原市の小学校と保育園、箱根町の小学校でリレー対決や鬼ごっこ、ランニング指導などを行い、子どもたちと触れ合った。
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