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大磯町 「イクメン」集いの場に 子育て支援総合センター 父親向け開放も

教育

公開:2016年4月22日

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高橋さん(左)の相談に応じる保育士
高橋さん(左)の相談に応じる保育士

 大磯町の子育て支援総合センターで、父親の育児参加を後押しする「イクメンDay」が4月から始まった。毎月第3土曜日を、母親だけでなく父親向けの開放日として周知。専門職員が子育ての悩みや相談に応じるほか、「パパ友」同士の交流機会を提供していく。

 「それはお友達のだから、取っちゃだめだよ」。イクメンDay初日の4月16日、高橋龍一郎さん(30)は1歳7カ月の長男龍介君を連れてセンターに訪れた。

 「ここなら子どもも好き放題できる」と、以前からセンターを利用していた妻の紹介で足を運んだ。おもちゃで遊ぶ龍介君に目を配りながら、臨時で相談員を務めた国府保育園の男性保育士に、子育ての助言を仰いだ。

 夫婦共働きで、龍一郎さんの仕事は深夜近くになることも多い。帰宅後は子どもの寝顔を見ることしかできず、土日の休日は愛息と過ごす大切な時間だ。初めての育児に戸惑いながらも「それ以上に還元されるものが大きい」という。「もちろんうまくいかない部分も多いし、教えてもらいたいこともたくさんある。職員さんに子どもの面倒を見てもらいながら、ゆっくりと相談ができる場所があるのはありがたい」

 センターは、学校教師を経て経営者となった故・横溝千鶴子さん(大磯町)による巨額の寄付金を活用し、2010年に開設した。未就学児を自由に遊ばせられるつどいの広場を始め、子育て講座や茶道、フラワーアレンジメントといった母親向けのワークショップなどを開催。子育てアドバイザーや保健師、臨床発達心理士などを置き、個室での子育て相談にも応じる。

 働き方の多様化を受け、昨年度からは父親向けの講座にも力を入れるようになった。センターの角田修代さんは「子育て期間を過ぎた人は当たり前と感じることでも、若い人にとっては分からないことだらけ。独りで頑張るのではなく、こういう場所を使って共に考えていくことができたら」と、男女問わず幅広い利用につなげたいという。

 同センター【電話】0463・71・3377▽大磯町国府新宿131

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