神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

ブータン王子 県内施設に好印象 五輪キャンプ候補地を視察

社会

公開:2016年5月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
前列左がワンチュク王子、後列左から中崎町長、加藤市長、山口町長、星槎グループの宮澤会長
前列左がワンチュク王子、後列左から中崎町長、加藤市長、山口町長、星槎グループの宮澤会長

 2020年東京五輪・パラリンピックに向けて事前キャンプ候補地を視察するため、ブータン王国オリンピック委員会代表団が12日、神奈川県内の施設を訪問した。一団は大磯町に立ち寄り、同委会長を務めるワンチュク王子は「自然と調和して施設が造られていることに感心した」と語った。

 来日したのは、国王の弟にあたるジゲル・ウゲン・ワンチュク会長とスポーツインフラ開発部門長ら6人。伊勢原市にある県立射撃場と箱根町総合体育館、星槎大学箱根キャンパス、小田原市の城山陸上競技場の4カ所を見て回った。視察に先立ち、11日には県庁で黒岩祐治知事と面会した。

 視察を終えた代表団は大磯プリンスホテルで記者会見し、ワンチュク会長は視察先の設備や環境について良い印象を得たことを報告。同国は2012年のロンドン五輪でアーチェリーと射撃に選手1人ずつを派遣しており、「パラリンピック出場も視野に入れ、2020年の東京大会では最大の選手団を送れるように努力したい」と抱負を述べた。

 草の根レベルで若者に対するスポーツ振興を図り、オリンピックの出場機会を増やしていきたい考えであることも表明。「海外のトップアスリートがブータンを訪れ、子どもたちに夢を与えてくれたら嬉しい」と期待を寄せた。

 県スポーツ局長と小田原市、大磯町、箱根町の首長も会見に参加。大磯町の中崎久雄町長は「心を大切にするブータンと大磯町との友好を深めたい」と話した。

 日本とブータンの外交関係樹立から今年で30周年。会見後に王子主催のレセプションパーティーが開かれ、外務省や日本オリンピック委員会、日本陸上競技連盟、自治体などの関係者約280人が出席した。

 視察には、横浜ブータン王国友好協会設立や交換留学生の受け入れなど、同国と20年以上にわたり交流・支援活動を続けている星槎グループが協力した。

大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6

絵本で地元の魅力発信

大磯中学校

絵本で地元の魅力発信

生徒有志が図書館に寄贈

4月19日

新名物に「高麗キムチ」

大磯町

新名物に「高麗キムチ」

地名から縁広げ商品化

4月19日

大磯在住 勝倉さん世界V

障害者プロサーファー

大磯在住 勝倉さん世界V

グランドチャンピオン目指す

4月12日

コロナ経て秘仏開帳

大磯町慶覚院

コロナ経て秘仏開帳

稚児行列も実施

4月12日

地元二宮でMV撮影

HANDSIGN

地元二宮でMV撮影

町民ら150人がエキストラ

4月5日

拾ったごみは「海箱」へ

拾ったごみは「海箱」へ

大磯サーフィン協会が設置

4月5日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook