県立大磯城山公園の不動池でコイヘルペスが発生したことを受け、県は池のコイ全てを処分することを決めた。
5月5日にコイ1匹が死んでいるのを公園職員が見つけ、23日までに14匹の死亡を確認した。22日に死んだ4匹を県水産技術センターの試験場で検査したところ、コイヘルペスの陽性反応が出たという。
コイヘルペスは水を介して感染が広がることから、すでに死んだ個体と生存していたコイの計85匹を処分した。5月27日からは、池の水位を下げて残ったコイを捕獲する準備を始めている。抜き取った水は次亜塩素酸カルシウムで消毒し、公共下水に排水する。
感染拡大を防ぐため、県は5月27日に不動池と葛川本支流区域をコイの持ち出し禁止水域に定めた。県内でコイヘルペスによるコイの持ち出し禁止区域が設定されたのは、2010年の下山川(葉山町)以来。
コイヘルペスはマゴイやニシキゴイ特有の疾病で、他の魚や人には感染しない。コイに触れたり、感染したコイを食べたりしても人体に影響はない。
同園によると、不動池のコイは飼育しているものではなく、何者かが放流したコイが繁殖したという。
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