移住促進を目的に全国の自治体が制作した動画を、視聴回数に応じてランキングしている総務省のインターネットサイト「全国移住ナビ」で、大磯町のプロモーション動画「ようこそ、大磯へ」が健闘している。
町と包括提携に関する協定を結ぶ、神奈川大学の学生による作品。昨年の夏休みを利用し、町への愛着や住みやすさについて、様々な年代の町民にインタビューした様子を約10分の映像にまとめた。
視聴回数は公開から1カ月足らずで2335回に伸び、市区町村部門の上位500本中19位(6月6日現在)。県勢では、視聴回数8085回で6位(同)の二宮町、2700回で16位の海老名市に次いで3位につける。大磯町政策課は「他の自治体のように交付金を活用するのではなく、学生のアイデアを生かした手弁当によるもの。地域を思い、味がある動画に仕上がっている」と話す。
動画に登場する女性は夫の転勤で大磯町に移り住んだといい、「地域の人の顔が見えるので、とても安心して子育てができる。海もあるし山もあるし、人もあたたかい。来てよかった」と満足そうな表情を見せる。
大磯町では、異業種団体「カラフル」が大磯のCMを英語で作った動画や、大磯高校SF研究部のOBによる野菜摂取の大切さを呼びかける映像「大磯野菜ミックスジュース」なども制作している。
各自治体の動画は、全国移住ナビのサイト(https://www.iju-navi.soumu.go.jp/)で見ることができる。大磯町の各動画は、町ホームページ(http://www.town.oiso.kanagawa.jp/)のトップページにリンクを掲載している。
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