消防職員が日頃の訓練成果を披露する第41回神奈川県消防救助技術指導会が県総合防災センター(厚木市)で6月15日に行われ、二宮町消防本部チームが、ほふく救出種目で優勝した。8月に愛媛県松山市で開催される全国大会に出場する。
指導会には県内25市町の消防本部・消防局が参加。15mのはしごを垂直に登るはしご登はんや溺者救助など、陸上と水上の両部門各7種目で技術を競った。
ほふく救出で1位に輝いたのは、二宮町消防署警備隊に所属する二見健太副士長(30)、三井直人副士長(25)、鈴木真人消防士(23)のチーム。隊員2人が10m前から駆け出し、空気呼吸器を装着する救助隊員の両足首に補助隊員がロープを結束。救助隊員が長さ8mの煙道内に進入して要救助者を見つけると、補助隊員がロープで煙道の外へ誘導、要救助者を搬送するまでの一連の流れを、安全性と確実性、迅速さを持って披露した。同チームは標準時間62秒を約25秒縮める37・5秒を記録。動作評価は減点なしの300満点だった。
同種目には石川周副士長(27)、及川義仁副士長(33)、福井崇央消防士(23)の組も出場。タイム41・5秒、300点で5位となる好成績を収めた。小熊朗消防長は「全職員のサポートと選手の努力の賜物」とねぎらう。
初の全国大会出場を決めた二見副士長は「二宮町と神奈川県の代表として2カ月間しっかり訓練を積み、大会に臨みたい」と話した。
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