選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてから初の国政選挙となる参議院議員選挙に向け、大磯高校SF研究部のOB会「SF-ken」が啓発動画「選挙へ行こう!」を制作した。
照ヶ崎海岸の岩場を舞台に、「行かないといけないんだ」「未来を守るために」など、恋人役の男女が投票の大切さを連想させる言葉を交わすストーリー調の映像。新たに選挙権を得た未成年の政治参加につなげようと、町選挙管理委員会がOB会に制作を依頼した。
監督として、脚本や撮影、編集まで手がけたOB会の志田小鼓音(さこと)さん(21)は「若い人に動画を見てもらえるよう、選挙や投票を婉曲的に表現したかった」と話す。2年前のOB会設立時から活動を続け、自身が監督を務めた動画は4作目。SF研究部では映画の撮影に携わってきたこともあり、セリフ回しや演技など、国や自治体が制作する啓発動画とは一味違った作品に仕上げた。
志田さんにとっても、今回の参院選は選挙権を行使する初めての機会だ。「デモなどのニュースを見ていると、若い人が政治に対する考えを行動に表している。動画の制作を通して、頭の中で考えるだけでなく行動に移すことが大切ということを学べました。選挙には絶対に行きたい」。これまで疎遠に感じていた政治の世界に対して、選挙で1票を投じるという行動から関心を深めていきたいという。
動画は大磯町ホームページに掲載されている。OB会の作品は、動画サイト「YouTube」で「SFken11」と検索すると視聴できる。
問い合わせは大磯町選挙管理委員会事務局【電話】0463・61・4100。
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