中井町立井ノ口小学校で5日、6年生を対象に水難事故防止教室が行われた。児童63人が日本ライフセービング協会指導員の小林利浩さんから、川や海で溺れた時の対処法やランドセルなどを浮き具代わりに使って友だちを助ける方法を学んだ。
初めに、仰向けとうつ伏せの姿勢でどの位浮いていられるかを確認。10秒ももたずに頭や足が沈んでしまう児童が多く、運動靴を履くと浮きやすくなることが分かった。空のペットボトルを体のどの部分に持てばよいか試し、ライフジャケットの着脱も体験した。
身の回りにある物を利用して溺れた友だちを助ける練習では、ペットボトルやデッキブラシの柄、ボールなどを使用。ランドセルは金具が付いている方を上にして抱えることを学んだ。
小林さんは「溺れた人を助けることだけがライフセービングではありません。目の前に困っている人がいたら、手を差しのべてあげることも立派なライフセービングです」と訴えた。
熱心にノートを取っていた見学の児童は「ランドセルが浮くとは知らなかった」「運動靴以外の靴でも浮くかどうかも試してみたい」と関心を寄せた。
同教室には湯河原ライフセービングクラブが協力。教室に付き添った松宮保雄さんは「子どもたちが覚えたことを保護者にもぜひ知ってほしい」と話した。
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