中井町の木之花保育園で8日、近隣の高校に通う学生が保育ボランティアを体験した。
夏休みを利用した課外授業の一環で、秦野市の秦野曽屋高校と秦野総合高校、小田原市の旭丘高校から5人の学生が参加。園庭遊びや着替えの補助、昼食の配膳、紙芝居、寝かしつけなどに挑戦し、2日間から3日間の日程で保育現場を学んだ。
中井町の金子穂乃夏さん(旭丘高校2年)は同園の卒園生で、将来は保育士を目指している。「ピアノを弾く先生がとても楽しそうだったのが印象的で、子どもたちが自主的に行動できるように話し方を工夫する姿が参考になった」と話し、思い出深い学び舎での学習に充実感をにじませた。秦野総合高校の定時制に通う石原俊優さんも保育関係の仕事に就きたいといい、「ただ遊んであげるだけでなく、一人ひとりの個性を理解しながら接することが大切だと感じた。子どもたちが先生と呼んでくれたときは涙が出るほど嬉しかった」と、慣れた様子で園児の世話に汗を流した。
副園長の小宮幸江さんは「学生のころから保育士の仕事を知ることで、将来の進路選択に役立ててもらえたら嬉しい」とエールを送った。
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