関東スポーツ推進委員協議会表彰を受賞した 水島 義勝さん 二宮町二宮在住 51歳
生涯スポーツの旗振り役
○…以前は体育指導委員と呼ばれていた、スポーツ推進委員として活動を続けること17年目。長年の尽力が認められ、表彰を受けた。町内20地区ごとに町教育委員会が委嘱する委員がいて、当時の地区長の推薦で元町北地区の委員を引き受けた。町民体育祭や町内一周継走大会など町主催イベントへの協力やスポーツの実技指導、ニュースポーツの普及などを行っている。二宮町スポーツ推進委員連絡協議会会長を務める。
○…生まれも育ちも二宮町。子どもの頃の遊びは、もっぱら体を動かすことだった。「海に山、空き地もあったし」。放課後は鞄を家に置くと、仲間と集まって草野球に興じた。「ボールが民家の方へ飛んで行っても、そんなに怒られることがなかったっけ」と振り返る。学生時分は野球と陸上、20代の頃は会社の同僚らとゴルフ大会を催すなどしてスポーツに親しんだ。
○…体育の授業や部活動、地元チームなどで日頃から運動している子どもと学生。健康増進に熱心なシニア層も多い。一方、その間の世代では運動習慣の有無に大きな差があることを気にかけるのは、委員としての使命感だ。「特に子育てや仕事に忙しい年代の人たちにスポーツをする機会を持ってもらうことが課題です」。親子が一緒に楽しめる種目の体験会開催や、老若男女誰もが気軽にスポーツに取り組める環境づくりを進めていきたいと話す。
○…中学生だった子どもが継走大会に参加する際、練習に付き添ってランニングをしたという良き父。「初めは5分もしない内にきつくなってしまって」。大会終了後も1日10Kmを走り続け、減量した。「あの半年間はストイックでした」。
○…地域のボランティア団体を発足し、納涼祭などの行事にも積極的に関わる。「声を掛ければ協力してくれる幼馴染みの存在が大きい。表彰も同級生のおかげ。『ありがとう』って言いたい」と快活に笑う。大らかな人柄で信頼を築く。
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