現在改修が行われている大磯町郷土資料館が、11月3日(木)にリニューアルオープンを迎える。館内デザインなどを一新するとともに展示内容も見直し、近現代史から考察した「別荘地大磯」に関わる研究成果を常設展示で紹介していく。
郷土資料館は1988年に開館し、「湘南の丘陵と海」をコンセプトに考古、自然、歴史などの観点から独自の展示を展開。復元模型やAV装置を活用した、臨場感ある体験的な空間づくりにも力を入れてきた。
リニューアルでは館内の展示スペースに手を加え、展示物の見直しも行う。中でも、別荘地として名をはせた大磯に光を当てた展示を新たに常設し、別荘の模型や建物の一部などを紹介しながら近現代史における大磯の変遷を紹介する。
11月3日から12月18日(日)までは、同館企画展示室で「遺跡からみる近代別荘地の形成と展開」と題したリニューアルオープン記念企画展を開催する。
考古学資料からみた別荘地に関わる内容で、県内の発掘調査で得られた近代の遺跡資料をもとに、外国人居留地の設置や鉄道の敷設、延線に伴う人の移動、別荘地の形成などをたどる。近代の特徴的な遺物についても紹介する。展示解説は11月13日(日)と12月11日(日)。
同館職員は「オープンから28年間の博物館活動で蓄積した調査研究に、新しく別荘文化を加えて新しい展示を紹介していくので、ぜひ来館してもらいたい」と話している。
毎週月曜日と12月1日(木)休館。問い合わせは同館【電話】0463・61・4700。
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