大磯・二宮・中井版 掲載号:2016年9月23日号 エリアトップへ

手話の全国大会に神奈川県から唯一出場した 駒田 菜々香さん 二宮町富士見が丘在住 17歳

掲載号:2016年9月23日号

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「言葉と心をつなぐ架け橋に」

 ○…誰よりも「届く」ことを願っていた。第33回全国高校生の手話によるスピーチコンテストに出場。全国の応募者64人の中から代表として登壇する10人に、神奈川県から唯一選出された。今大会のテーマは「心に響いた言葉」。約6分間のスピーチに、等身大の思いを込めた。「一生懸命勉強して修得したものが通じると、やっていてよかったと思う」とその魅力を語る。

 ○…小学5年生の時、知り合いに連れられて手話教室に参加したのが始まり。初めて自分のたどたどしい手話が伝わり、聴覚障害の人がにっこりと微笑んでくれたことに感動を覚えた。中学生活はバレーボール一筋だったが、家では手話の本で独学するなど「心のどこかで惹かれていた」。高校は、手話コミュニケーション部がある高浜高校に進学。部活動だけでなく二宮町の手話サークル「カナリアの会」にも参加し、こつこつと努力を重ねる。

 ○…「自分の実力を試したかった」と臨んだ大会。スピーチしたのは、中学時代に引っ込み思案な性格から、進学先や友人関係に悩んだ時に担任教諭から掛けられた言葉。「誰かをいいなと思うより、自分をいいなと思えたらすごくいい」。この言葉のおかげで、明るく社交的な性格になれたという。大会本番。壇上に登ると緊張で頭が真っ白になった。それでも心がけたのは「ひとりでも多くの人に届けたい」の思い。丁寧な手の動きと、喜怒哀楽を表情に込めスピーチを披露した。「手話は音が伝わらない分、表情で伝えなければならない。観てくれた人たちに、思いは届いたと思う」と入賞こそ逃したが満面の笑みを浮かべる。

 ○…将来の夢を、手話のできる介護福祉士と掲げるが「実は小学生の頃の夢は手話のできるディズニーキャストだった。なりたいものは変わるかもしれないけれど、『手話のできる―』は変わらない。人々の言葉と心をつなぐ架け橋になれたら嬉しい」とはにかんだ。

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