大磯町郷土資料館が3日にリニューアルオープンを迎えた。1988年の開館以来初となる改装で、別荘文化を中心とした近現代史に関する展示に力を入れる。改装には8千万円を投じた。
常設展示では、初代内閣総理大臣の伊藤博文や吉田茂元首相、大磯に日本初の海水浴場を開設した松本順を中心に、町ゆかりの人々の功績や関係資料を紹介。伊藤博文のサーベルや、愛煙家として知られた吉田茂の葉巻入れ、灰皿などをインスタレーションケースの中に展示した。
大磯に別荘を構えた約30人の名士を地図上に落とし込んだ展示や、別荘の模型なども置かれる。エントランスには旧三井財閥の別荘「城山荘」の欄間を再現するなど、別荘地大磯としての歩みを伝えている。
リニューアルに合わせ、特別展「遺跡からみる近代別荘地の形成と展開」を開催している。午前9時から午後5時。問い合わせは同館【電話】0463・61・4700。
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