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大磯舞台に映画ロケ 三澤拓哉さん監督『落葉』

文化

公開:2016年11月18日

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脚本・監督を担当する三澤拓哉さん(右側)とスタッフの原啓仙(ひろのり)さん
脚本・監督を担当する三澤拓哉さん(右側)とスタッフの原啓仙(ひろのり)さん

 晩秋の大磯を舞台に映画の撮影が行われる。メガホンをとるのは、新進気鋭の監督・プロデューサー三澤拓哉さん(28)=寒川町在住。自ら脚本を手掛けた長編映画『落葉』で、二人の「運命の女」によって青年4人の関係が崩れていく様を描く。

 桜が咲いた今年4月。三澤さんは知人の勧めで大磯町を散策した。海と山が接近している地形や豊かな緑、細い路地、歴史の息づかいが聞こえてきそうな建物に心惹かれたという。「湘南イコール海というイメージがあるが、紅葉の季節の大磯で映画を撮りたいと思った」。木々の葉が色づき、落ちていく季節の移ろいと登場人物の人間関係をリンクさせて脚本を仕上げた。

 映画『落葉』は、幼なじみの青年たちの恩師が他界したことから始まる。恩師の後妻との出会い、中学時代の女ともだちとの再会で物語が展開していく。

 三澤さんは明治大学で演劇学を専攻した後、1期生として日本映画大学へ。2014年、映画大在学中に『3泊4日、5時の鐘』(製作・和エンタテインメント)で初の脚本と監督を務めた。故小津安二郎監督が脚本執筆のために定宿とした茅ヶ崎市の老舗旅館・茅ヶ崎館などでオール茅ヶ崎ロケを敢行。同作品は国内外12の映画祭に招待され、北京国際映画祭新人コンペティション部門最優秀脚本賞、シロス国際映画祭最優秀作品賞を受賞した。

 大磯での映画制作に際しては、ロケーションの候補地探しなどで町観光協会の協力を得た。撮影は真鶴町でも行い、12月4日にクランクイン、11日頃までを予定。17年秋以降の劇場公開を計画しているという。「作品を通して大磯町の魅力を伝えることができれば。地元で上映会も開きたい」と三澤さんは話す。

出演者・ボランティア募集

 主要なキャストは決定しているが、一部出演者を募集する。11月23日(水)に大磯町商工会館でワークショップ・オーディションを行う。応募資格は18歳以上60代までの男女。演技経験不問。選考は午前9時から午後5時の間で1人1時間程度。撮影を手伝うボランティアスタッフも募集中。

 応募方法はメールで件名に「11/23大磯映画」と付け、【1】氏名【2】性別【3】年齢【4】キャストまたはスタッフのいずれか希望する方を明記して送信する。11月21日(月)締切。後日、集合時間を連絡する返信メールが届く。送信先アドレス【メール】oiso.film2016@gmail.com
 

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