神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

関東地区空手道選手権で敢闘賞を受賞した 原 愛惠さん 二宮町二宮在住 15歳

公開:2016年12月2日

  • X
  • LINE
  • hatena

凡時徹底 貫く空手道

 ○…関東地区空手道選手権に県代表として出場し、中学3年女子組手の部で敢闘賞をつかんだ。「あと1勝でメダルがもらえたと思うと悔しい」と振り返る準々決勝は、先取り一本勝負の延長戦へ。勝ちを意識するあまり、焦りがのぞいたところを相手に突かれた。それでも中学最後の関東を入賞で締めくくり、「家族や仲間の声援が力になった。肩の力を抜いて大会に臨めました」と感謝する。

 〇…4歳のころに空手を始め、現在は日本空手協会相州二宮支部に所属。中学生の女子部員は2人しかいないため、力で上回る男子を相手に組手の稽古を積む。おかげで身長155cmと小柄でも「大会では相手の選手が小さく見えるかな」。昔から男の子と外遊びをすることが好きだったせいか、「性格はさばさばしていて、おしゃれに興味を持ったのも中学に入ってから」と照れた様子で笑う。

 〇…小学校低学年で初出場した大会では、上級生の黒帯選手に完敗した。「口の中は切れるし吹っ飛ばされるし、もう試合が怖くて」。思うように結果が出ず、道場に通っているのを知られることが恥ずかしいとも感じた。折れずに続けることで成績が伴い始めると、駆け引きの先にある勝つ喜びが味わえた。「中学校で空手大会の表彰をされたときは、(空手を習っていることを知らない)友達にすごく驚かれました」。今は、恥じらいなどおくびにも出さず稽古に打ち込む。

 〇…二宮中学校では剣道部で3年間を過ごし、練習や先輩の助言を記したノートを顧問に提出するのが日課だった。「他の部員もやっていたけれど、最後まで続いたのは私だけでした」。4冊に及んだノートを、今でも開くことがある。顧問が書いた「凡時徹底」の四字熟語は、自身の座右の銘になった。「当たり前のことを頑張れば、誰にも手に入らないものが得られると信じています」。恩師の金言を胸に刻み、全国入賞を目指して空手を続けるつもりだ。

大磯・二宮・中井版の人物風土記最新6

大塚 正夫さん

昨年12月、瑞宝双光章を受章した、大磯小学校、国府小学校元校長の

大塚 正夫さん

小田原市南鴨宮在住 88歳

3月29日

重原 聡さん

湘南デンタルケアークリニックを運営する医療法人社団悠星の理事長を務める

重原 聡さん

二宮町在勤 63歳

3月22日

大関 陽子さん

2023年中に特殊詐欺を8件阻止したローソン・スリーエフ大磯国府店オーナーの

大関 陽子さん

平塚市在住 42歳

3月15日

山下 愛絵さん

全日本学生美術展団体の部で、2年連続最高賞を受賞した絵画教室「アトリエMEGU」代表

山下 愛絵さん

平塚市出身 45歳

3月8日

伊沢 優吾さん

第9回西湘地区三十路式の実行委員長を務める

伊沢 優吾さん

平塚市見附町在住 30歳

3月1日

鈴木 馨さん

西長院の身代わり地蔵尊会会長の

鈴木 馨さん

大磯町国府本郷在住 87歳

2月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

大磯・二宮・中井版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook