大磯町に伝わる道祖神(セエノカミサン)の火祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されている「左義長」が14日、北浜海岸で行われた。
日が暮れた午後6時30分、正月飾りやだるまなどの縁起物をくくり付けた高さ8〜9mほどのサイト9基に火が着けられると、燃え盛る炎が砂浜を照らした。町民や観光客は風上で火を囲み、竹竿の先端に吊るした団子を焼くなどして無病息災を願っていた。
ふんどし姿の男性陣が疫病神を封じ込めた仮宮を木そりに乗せて海に引き入れ、縄を使って浜と陸で引き合う「ヤンナゴッコ」が始まると祭りの雰囲気は最高潮に。平塚市から訪れた男性(52)は「寒さも忘れて見入ってしまった。こんなに豪快な祭りだったとは」と興奮気味に話していた。
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