硬式野球チーム「二宮大磯リトルリーグ」のメジャーチーム(小学6年〜中学1年)が、4月15日から始まるミズノ杯春季関東選手権大会に出場する。神奈川連盟主催の春季大会で準優勝を果たし、2年連続で切符を手にした。ナインは、先輩が打ち立てた昨年のベスト4を上回る成績を目指している。
神奈川連盟大会には14チームが出場し、上位2チームに与えられる関東出場の切符をかけて争った。
二宮大磯リトルは、小田原足柄リトル、昨秋の大会でコールド負けを喫した横浜中央リトルに競り勝つと、準決勝では昨年の全国選抜大会優勝チームの平塚リトルに7対6でサヨナラ勝ち。接戦を次々とものにして決勝まで進んだ。
2試合で先発した今井伯君(秦野北中1)は、得意のカーブを織り交ぜたピッチングが冴えた。「失点しても踏ん張って、気持ちを切り替えることができた。打線が点を取ってくれると信じて投げました」と振り返る。平塚リトル戦で今井君の後を受けてマウンドに立った浜部翔君(秦野西中1)は、同点の最終6回裏に値千金のサヨナラライト前ヒット。「三振だけは避けようと、犠牲フライでもいいからバットに当てたかった」と、投打にわたる活躍に笑顔を見せた。
ひたむきに成長見せる
「相手を圧倒する力はまだまだだが、まとまりが良く粘りのあるチーム」。山口彰監督(52)は、こうチームを評する。
現在のメジャーチームは1クラス下のマイナー(小学4年〜5年)時代、公式戦で1試合も勝つことができなかった。それだけに、神奈川連盟の第2代表として関東出場を決めた喜びは大きい。山口監督は「小さいころから一緒にプレーしてきたことが、いい方に転がった」と、選手の成長に目を細める。
捕手の貝戸竜馬君(大磯中1)は「監督、コーチが丁寧に指導してくれて、チームの雰囲気も良い」という。練習で悔し涙を見せるほど野球に打ち込み、小6の夏にキャプテンを任された。冷静な判断力に、監督も全幅の信頼を置くキーマンだ。「相手に負けないくらい大きな声を出して、優勝を目指したい」。強豪にもひるまず、一戦必勝の構えで臨む。
関東大会には10チームが出場。二宮大磯リトルは、初戦で東京中野リトルと対戦する。
同チームでは選手を募集している。問い合わせは事務局長の北村さん【携帯電話】090・9000・3308。
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