2020年東京五輪・パラリンピックを控え、今後も増加が予想される訪日外国人に大磯町の観光を楽しんでもらおうと、英語版ガイドブック「Walk around Oiso大磯ぶら歩き」を町内で無料配布している。
英会話サークルKENECが3年前に作成した冊子を改訂。鴫立庵やアオバトが飛来する照ヶ崎海岸などこれまで掲載していた名所・旧跡に、再建された旧吉田茂邸の紹介や歌川広重の浮世絵「大磯虎ヶ雨」の写真などを追加し、サークルを主宰する永山健一郎さんが編集を行った。町の補助金と町内の店舗・事業所に呼びかけて集めた協賛金で約3300部を製作した。
「英語で書かれた大磯のガイドブックがないのなら、勉強も兼ねて作ってみたらどうだろう」。永山さんの提案にサークルメンバーが応じて冊子は作られた。紹介スポットを1人2、3カ所ずつ担当。図書館で資料を調べたり、現地に何度も足を運んで状況を確認したりして、外国人に分かりやすい説明文に仕上げることを心がけたという。
冊子には写真ではなく、挿絵を掲載しているのが特徴だ。「実際にどんな場所か見に行ってみようと興味を持ってもらえると思う。知り合いの外国人に大磯を案内する時にもこのガイドを役立ててもらえれば」と永山さんは話す。
ガイドブックはカラー22ページA5サイズ。配布案内の英語ポスターを掲示している協力店と事業所で入手できる。町観光協会と公共施設にも設置。町ホームページでも見られる。
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