愛媛県で9月から開催される「えひめ国体」の山岳競技出場をかけ、神奈川大学1年の関野奏子さん(18)=中井町半分形=が7月の国民体育大会関東ブロック大会に県代表として出場する。関野さんは「普段通りのクライミングを」と言い聞かせ、関東8県の上位2位までに与えられる国体切符を目指す。
県代表選手の選考を兼ねた4月のボルダリング神奈川カップ、5月のクライミングコンペ・オール神奈川で上位に入った関野さんは、青年女子代表の2人に内定。「自信はなかったので驚いた。選ばれたからには、神奈川代表の看板を背負うつもりで頑張ろうと思う」と意気込む。
伊勢原高校では山岳部に所属しながら、現在も通う厚木市内のクライミングジムで腕を磨いた。3年生の時に初の全国大会に出場したが、予選通過基準の26位以内に一歩及ばず27位。本来の力を発揮することができなかったといい「本当に悔しかった」と振り返る。
「競技に出るよりも、外岩(自然の岩場)を登っているときが一番楽しい」と関野さん。高校在学中に自動車免許を取得し、長野と山梨の県境にそびえるクライミングの聖地・小川山に車で通い詰めるのが週末の過ごし方という。雄大な自然相手に培ったクライミングセンスで、高校時代にはかなわなかった全国での飛躍を果たすつもりだ。
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