二宮町は、老朽化が進んだ駅前町民会館を今年度中に閉鎖する方向で調整に入ったことを明らかにした。10日に生涯学習センターラディアンで行政と町民による対話ミーティングの「まちづくり移動町長室」が開催され、町の総合戦略や主要事業に関する説明のなかで村田邦子町長が述べた。 1958年に竣工した同館は、町が整備した公共施設のなかで築約60年と最も古い。以前から耐震性の低さが指摘されており、公共施設の再配置を進める町は早急に手を打つべき施設の優先度や利用者の安全を考慮。今年度までに同会館を閉鎖する意向を固めた。
同会館は、観光協会と地場産品の販売所が置かれるなど観光窓口としての役割を担っているほか、サークル活動や催しなどで利用できる駅前施設として人気が高い。閉鎖となれば利用団体に代替の活動場所を用意する必要があり、町は8月ごろに説明会を開いて他の施設の案内もするという。具体的な閉鎖時期などについてこれから検討していく。
村田町長は、耐震補強や建て替え、移転、仮設庁舎といった選択肢が考えられる役場庁舎についても、「今年度中に方向性を出したい」との考えを示した。
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