妊娠から出産、育児の期間を通して切れ目のないサポートを行うために、二宮町は子育て世代包括支援センター「にのはぐ」を保健センターに設ける。7月6日には健康づくりの拠点となる未病センターも同施設内に開く。
7月3日から、町役場と保健センターで手渡している母子健康手帳の配布窓口をにのはぐに一本化。新たにすべての妊婦を対象として、手帳の発行時に保健師や助産師による面談を行う。妊娠中の体調管理や出産に対する不安などの相談にアドバイスをする。
出産後の母子に対する家庭訪問も実施。授乳や子どもの発育、育児などの悩みや疑問について相談に乗る。必要に応じて関係機関と連携を図り、妊娠から就学前まで継続的できめ細かい支援につなげる。父親や祖父母ら家族からの相談も受け付ける。
「未病改善」を推進する県の認証を受けて開設される未病センターにのみや「健康づくりステーション」では、血圧や骨の健康度、脳年齢などの測定機器を使って健康状態をチェックすることができる。生活習慣病の予防・改善に向けて保健師や管理栄養士、歯科衛生士から指導も受けられる。近隣では中井町や小田原市などに未病センターがあり、県内では24カ所目の開設となる。
20歳以上なら誰でも無料で利用できる。利用者には測定結果を記録する手帳を配布。町商店連合協同組合のジョイカードにポイントが加算される特典がある。町健康づくり課は「定期的に利用して健康管理に役立ててほしい」と話す。
6日は午前10時から食生活改善推進団体によるメタボ予防に適した料理レシピの紹介と試食が行われる。
にのはぐと健康づくりステーションの開設時間は平日午前9時から正午まで、午後は1時から5時まで。問い合わせは保健センター【電話】0463・71・7100。
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