中井町の井ノ口小学校で4日、6年生42人を対象に水の事故から身を守るための安全教室が行われた。日本ライフセービング協会のインストラクター小林利浩さんと、ライフセービング世界選手権に日本代表として出場する栗真千里さんが講師を務めた。
6年生は「川や海で溺れた時、人は服を着ていることが多い」と話を聞き、水着の上に服を着用してプールへ。水着で泳ぐのとは勝手が異なることや水の抵抗を感じとった。仰向けとうつ伏せの姿勢で水にどの位浮いていられるかに挑戦。児童の多くはすぐに頭や足が沈んでしまった。運動靴を履いて仰向けになると浮きやすくなることが分かり、「めっちゃ浮く」と歓声をあげて喜んだ。空のペットボトルを胸や腹、首の後ろなどに当て、体のどの部分に持てばよいかを確かめた。
ライフジャケットの正しい着用方法を学び、ランドセルや発泡スチロールの箱、長い柄のついた掃除道具など身の回りの物を利用して溺れた人を救助する練習も実施した。
小林さんは「溺れている人に物を投げる時は目と目を合わせて。投げた後も、体のどこに持てば浮きやすいか教えてあげることが大事」と説明。児童たちは人を思いやる精神も学んだ。
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