二宮町は21日、公共施設の再配置と未利用町有地の有効活用に関する第1回目のワークショップを町民センターで開いた。
無作為で抽出した町民と施設利用者を対象にアンケートを行い、対象者の中から30人が参加。12月までに全5回を予定し、公共施設のあり方や町の計画で「新交流ゾーン」に位置付ける東京大学果樹園跡地の活用について検討していく。
初回では、都市開発に携わる入川スタイル&ホールディングス代表取締役の入川秀人さんが講演。自宅と職場、学校の中間地点となる第3の居場所「サードプレイス」をテーマに「地域の交流拠点づくりは、住民視点による生活スタイルの提案が重要」と語った。
参加者は公共施設と東大跡地のグループに分かれて現状と課題を確認。「若い世代の施設利用が少なく、予約しにくい」「(東大跡地の)多様な利用の仕方や共同運営を考えたい」などと意見を出した。
人口減少と厳しい財政状況のもと町は、66ある公共施設の総床面積を今後50年間で35%削減することなどを盛り込んだ公共施設再配置・町有地有効活用実施計画の策定方針を2016年度に作成。今年度は方針を踏まえて具体的な検討を進め、実施計画を策定する。
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