神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

二宮消防 山岳事故想定 ヘリ使い訓練 横浜市消防局と初の試み

社会

公開:2017年10月6日

  • X
  • LINE
  • hatena
吾妻山山頂で要救助者の収容訓練を行うヘリ(二宮町消防署提供)
吾妻山山頂で要救助者の収容訓練を行うヘリ(二宮町消防署提供)

 ヘリコプターを使った山岳救助の連携を深めようと、二宮町消防署と横浜市消防局航空隊が9月27日に合同訓練を行った。滑落した登山客を同隊のヘリに収容し、二宮消防に引き継ぐまでの動きを確認。自治体を超えた災害対応への理解を深めた。

 県下消防相互応援協定に基づく連携強化に向け、2者間で初めて実施。二宮消防からは指揮隊、消防救助隊、救急隊など5隊・35人が参加した。

 訓練は、吾妻山公園の頂上付近から滑落したハイカーの救助を想定して行われた。指揮隊から湘南指令センターを通して横浜市消防局に防災ヘリコプターの出動要請が出されると、同市金沢区の横浜ヘリポートを出発した機体は10分ほどで山頂に到着。ヘリ搬送が可能な場所まで運ばれた要救助者を、ホバリングしながら担架で吊り上げて機体に収容した。

 着陸地点となる二宮町山西のあいおいニッセイ同和損保湘南東保園グラウンドでは、二宮消防の救急隊が待機。機体から要救助者をストレッチャーで運び出し、救急車で搬送するまでの流れを実践した。

 訓練を終えた同市消防局横浜ヘリポートの加藤雅之空港長は「実戦に即した有意義な訓練だった。確実でスピーディーな災害対応だけでなく、二宮消防さんとの顔の見える関係構築にもつながった」とあいさつ。二宮消防の林栄一消防長は「消防ヘリの必要性は全国的に高まっている。二宮町においても航空隊との連携を密にし、ヘリを要請した場合の活動方法を検証していきたい」と振り返った。

 来年3月には、春の火災予防運動期間中に二宮消防と町消防団、同市消防局航空隊による山林火災防御訓練を町内で実施するという。

大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6

アンジェが全国3位

二宮町ダンススタジオ

アンジェが全国3位

コンクールに落語で挑戦

4月26日

「盲導犬すごい」の先へ

二宮在住板嶌さん

「盲導犬すごい」の先へ

共生社会 考える機会に

4月26日

絵本で地元の魅力発信

大磯中学校

絵本で地元の魅力発信

生徒有志が図書館に寄贈

4月19日

新名物に「高麗キムチ」

大磯町

新名物に「高麗キムチ」

地名から縁広げ商品化

4月19日

大磯在住 勝倉さん世界V

障害者プロサーファー

大磯在住 勝倉さん世界V

グランドチャンピオン目指す

4月12日

コロナ経て秘仏開帳

大磯町慶覚院

コロナ経て秘仏開帳

稚児行列も実施

4月12日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook