神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

春高バレーに出場する伊勢原高校バレー部の主将を務める 北村 果穂さん 二宮町山西在住 17歳

公開:2017年11月24日

  • X
  • LINE
  • hatena

「全員バレー」で春高臨む

 ○…「もう、古豪とは呼ばせない」。夏のインターハイ出場でつかんだ自信と勢いそのままに、春の高校バレー県予選で躍動した。県内2強の一角、川崎橘を準決勝で破り、3年ぶりの本戦出場。川崎橘とは今年に入り、新人戦やインターハイ予選など計4戦に全勝するなど、着実に力を付けてきた。1・2年生の頃にはつかむことができなかった春高の切符を手にし、目指すのは「歴代最高成績のベスト8」と宣言。主将として、高校生活最後の大会に挑む。

 〇…2歳上の姉と共に、小学2年生で競技を始めた。強豪で知られる中井ジュニアに入団し、厳しい練習に6年間耐え抜いた。叩き込まれた基礎は今でもバレーの下地になっているといい、大会出場を決めるとチームを訪ねて報告を行うなど義理堅い。後輩の練習を手伝うこともあるといい、「あんなに怖かった監督が、今ではすっかり丸くなっていて驚きます」と笑う。

 〇…伊勢原高校入学後は、ライバルに埋もれて思うように芽が出なかった。それでも「今の自分にできるのは、3年生が気持ちよく練習できる環境を作ること」と、ボール拾いやコート外の雑務に徹した。1年生の秋に出場した練習試合で活躍し、以来レギュラー争いに絡むように。身を粉にして取り組んだ練習とチームを支える献身的な努力が実を結び、40人近い部員をまとめるキャプテンシーも身についた。

 〇…「プレーヤーだけがチームの戦力じゃない」。目の前の勝負に全力を注げるのは、多くの支えがあるからだと感じる。試合があれば両親も応援に駆け付け、母が撮影したビデオを夕食時に父と観て反省点を振り返る。普段はバレーの話をすることが少ない姉も、大事な大会の前には応援の手紙を部活のバッグに忍ばせてくれた。レギュラーをつかめず涙をのんだ部員は数多い。だからこそ、1試合でも多くコートに立ち、勝利の喜びを分かち合いたい。

大磯・二宮・中井版の人物風土記最新6

大塚 正夫さん

昨年12月、瑞宝双光章を受章した、大磯小学校、国府小学校元校長の

大塚 正夫さん

小田原市南鴨宮在住 88歳

3月29日

重原 聡さん

湘南デンタルケアークリニックを運営する医療法人社団悠星の理事長を務める

重原 聡さん

二宮町在勤 63歳

3月22日

大関 陽子さん

2023年中に特殊詐欺を8件阻止したローソン・スリーエフ大磯国府店オーナーの

大関 陽子さん

平塚市在住 42歳

3月15日

山下 愛絵さん

全日本学生美術展団体の部で、2年連続最高賞を受賞した絵画教室「アトリエMEGU」代表

山下 愛絵さん

平塚市出身 45歳

3月8日

伊沢 優吾さん

第9回西湘地区三十路式の実行委員長を務める

伊沢 優吾さん

平塚市見附町在住 30歳

3月1日

鈴木 馨さん

西長院の身代わり地蔵尊会会長の

鈴木 馨さん

大磯町国府本郷在住 87歳

2月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

大磯・二宮・中井版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook