にのみやアクティブクラブのリーダーを務める 二見 準冶さん 二宮町在住 69歳
セカンドライフ謳歌の場に
○…自分たちの手で安心して暮らせる町を築こうと、2001年に発足したボランティア団体「にのみやアクティブクラブ」の代表を務める。緑のユニフォームと帽子を身に着け、二宮駅周辺や通学路のごみ拾い、下校時の児童の見守り、落書き消し、二宮高校生徒への自転車安全運転指導、町行事の参加・協力などを行っている。会員は13人。「自分ができる範囲で」昨年度は170件の活動を行った。
○…クラブ入会は6年前。その10年ほど前から、地区長や防犯指導員などを務めていた父に介護が必要となり、定年を機に父ができなくなったボランティア活動を始めた。「様々な経験を積んだ仲間と出会い、新しい発見や楽しい時間の共有、自己実現ができる」と活動の醍醐味を語る。「町で子どもたちに声を掛けられたり、手を振ってもらったりした時はうれしいものです」と顔をほころばせる。
○…「せっかちな性格」。流通業界で効率を最優先に働いていた現役時代とは正反対にスローフード、スローライフを実践する。果実を育てて干し柿やゆずジャム、燻製づくりを楽しみ、愛車のクロスバイスを駆って鎌倉や横浜などへ足を延ばす。「風を切って走ると季節を肌で感じられる」と、走行距離は年間4000Km近くになるという。趣味は司馬遼太郎の『街道をゆく』を参考にした歴史散策や江戸切絵図・古地図を手にぶらりまち歩き。クラブ会員と大人の遠足に行く際は率先して綿密なスケジュールを組み、その「まめさ」はメンバーも認めるところ。
○…2025年に全員が後期高齢者となる団塊の世代。「社会保障や介護などの問題が立ちはだかるなか、セカンドライフにおいても健康で社会的な活動を継続していくことが必要になる」と主張する。日々の充実ぶりが表れた顔で「生活に変化をつけたい方、地域デビューを果たしたい方など、男女を問わずぜひ仲間になりましょう」と連帯を呼び掛ける。
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