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大磯町長インタビュー 交流・定住人口増へ関連事業推進に注力

政治

公開:2018年1月1日

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中崎久雄大磯町長
中崎久雄大磯町長

 ―町長2期目として最後の年となった。

 これまで継続してきた「観光」「子育て」「教育」「健康」という4つの重点施策に、昨年は「防災・減災」と「農業」を加え、皆さんから託された思いをしっかりと受け止めて決断し、実現してきた。皆さんと共に育ててきた大磯の未来が美しく開花するよう、より一層町政に励んでまいりたい。

 ―観光面では、旧吉田茂邸の来館者数が想定を上回る好調ぶりだった。

 来館者数は8万5000人を超え、外務省の賓客を迎える場や、WHOの会議の場としても利用していただいた。観光だけでなく、様々な活用の可能性が広がってきていると感じる。

 ―大磯港で計画が進む「みなとオアシス」の進捗状況は。

 昨年12月の議会定例会において設置条例案が可決された。賑わい機能と漁協機能を備えた施設整備は2018年度と19年度に実施し、20年度の供用開始を目指している。

 ―新たな観光拠点としての期待も高まる。

 港周辺の観光は、車で来て、食べて、買って、帰るというのが一般的。大磯はそこに、邸園文化や旧吉田邸といった町独自の歴史や観光を一体化してPRができる。西湘バイパスに沿う太平洋岸自転車道なども取り入れ、大磯らしい観光の形を考えていく契機だ。

 ―町の玄関口である大磯駅周辺の再整備にも、町民の関心が高まっている。

 これまでに3回の検討会議を開き、町民アンケートも実施した。狭い駅前をどう活用していくかは課題だが、皆さんがあっと驚くような駅前にしたい。静かな町を望む声もしっかりと聞き入れながら、若い人が大磯を訪ね、賑わいと憩いを感じてもらえるような誇れる駅前整備に取り組む。

 ―今年が明治元年から満150年に当たることを踏まえた国の関連施策として、「明治記念大磯邸園(仮称)」の設置が昨年閣議決定された。

 滄浪閣(旧伊藤博文邸)を中心とした歴史的建造物や緑地が保存、活用されることは本町の願いであり大変喜ばしい。邸園整備により来町者が増え、経済効果や雇用機会の創出、全国的な宣伝効果など、地域の活性化にもつながるだろう。

 ―子育て世代に向けた取り組みは。

 町立国府幼稚園を町立たかとり幼稚園に統廃合し、「サンキッズ国府」として私立認定こども園が新設される。町内の認定こども園は2園に増え、女性の仕事、子育ての両立支援につながることを期待している。町の東部には、「東部子育て支援センター」を造ることも決まっている。母親同士の集いや情報交換、相談の場として活用してほしい。

 今まで申し上げてきた事業を着実に推進し、「交流人口の増加」と「定住人口の安定化」を目指す1年にしたい。
 

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