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大磯高校SF研究部 全国大会で優秀美術賞 手作り模型 VFXでリアルさ追求

教育

公開:2018年1月1日

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左から重田さん、齋藤さん、加藤さん
左から重田さん、齋藤さん、加藤さん

 「高校生のためのeiga worldcup2017」で、大磯高校SF研究部の齋藤竜一さん(2年)による作品が優秀美術賞を受賞した。1年生の重田菜帆さんも初監督作品で入選と健闘。同校のお家芸となった映像制作の分野で、生徒が躍進した。

 齋藤さんが制作した「大宇宙軍艦トヤマ」は、地球侵略を企てる宇宙人と、軍艦トヤマの乗組員による戦いを軸にした作品。「いい意味での安っぽさを出したかった」というユーモラスな脚本とは対照的に、ジオラマや戦艦模型など手作りの美術装飾にこだわり、戦闘シーンは初の試みとなるVFX(視覚効果技術)を使用して迫力ある臨場感を加えた。

 企画構想を含めると1年以上を費やした力作で、「軍事オタク」を自称する齋藤さんのこだわりもにじみ出る。物語の中盤には戦争映画の名作「プライベート・ライアン」のシーンを連想させる演出を盛り込み、戦闘中の銃声はアメリカ旅行の際に射撃場で録音したという実弾の発砲音を使用した。

 作品は美術部門で全国2位となる優秀美術賞のほかに、自身にとって2年連続となる入選も果たした。齋藤さんは「本当にたくさんの人の力を借りて完成させることができた」と感謝する。美術総指揮を務めた加藤俊介さん(2年)は「機材が充実している他校に負けないような作品を作りたかったので、すごくうれしい」と、作品への評価に満足そうな表情を浮かべた。

 重田さんの作品「Home Town」は、「未来に残したい故郷」をテーマに映像を制作する地域部門に出展。他界した友人とお盆の時期に「再会」し、約束していた夏の思い出づくりを楽しむ女子高生らの友情を描いた。

 重田さんは「脚本を書くのは苦手でしたが、入選できて自信になりました。カット割りやカメラアングルなどをもっと学んで、次の作品に生かせたら」と抱負を語った。

 2人の作品などは大会ホームページで公開している。

http://www.eigakoushien.com/

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