第37回全国中学生人権作文コンテスト神奈川県大会で、二宮中学校の諸星仁奈さん(3年)が優秀賞を受賞した。基本的人権の重要性について考えた作品が評価され、審査員特別賞のラジオ日本賞にも選ばれた。
諸星さんは夏休みの自由課題として人権作文に取り組んだ。インターネットの世界や仲間内で発せられる「うざい」「死ね」といった心無い言葉は、たとえ冗談であったとしても人を傷つけると指摘。障害がある人もない人もそれぞれの違いや個性を認め、相手を思いやり理解することの大切さを伝えた。
作文は校内審査を1位で通過し、2060編が集まった西湘二宮人権擁護委員協議会管内の予選で優秀賞を受賞。県大会には396校から8万1026編の応募があり、諸星さんは最優秀の5編に次ぐ審査員特別賞の1つに選ばれた。
12月の表彰式に出席し、同年代の県大会入賞者が持つ人権意識の高さに感心したという諸星さん。コンテストをきっかけに「人権の重みをよく考え、人のことを悪く言わないように心がけよう」と胸に刻む。
同校社会科主任の小山内大地教諭は、諸星さんのダブル受賞に「昨年7月に公民の授業で平等権や社会権などの基本的人権について学び、人権に対する意識がしっかり芽生えてきたことの表れです」と教え子を称えた。
全国中学生人権作文コンテストは、次世代を担う中学生に豊かな人権感覚を身に付けてもらおうと、法務省と全国人権擁護委員連合会が主催。2017年度は7358校96万390人の生徒から応募があった。
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