昨年7月から12月にかけて振り込め詐欺の被害を未然に防いだとして、大磯警察署は17日、管内の金融機関など8団体を表彰した。
表彰を受けたのは、横浜銀行二宮支店、二宮郵便局、二宮一色郵便局、大磯郵便局、中南信用金庫二宮支店、同中里支店、同高麗支店、JA湘南二宮町支所。各店舗の代表職員が出席し、松嶋誠署長が感謝状を贈呈した。
松嶋署長は「振り込め詐欺の被害防止に向けては、皆さんが最後の砦です」と謝辞を述べ、「今後も『あれ?』と思ったときには迷わず通報していただきたい。お客様には不快な思いをさせてしまうかもしれませんが、警察官がしっかりと対応します」と呼び掛けた。
県内で昨年1年間に発生した振り込め詐欺の件数は2313件、被害額は約53億円で過去最悪を更新した。大磯署管内では15件、2260万円の被害があり、金融機関などでの声掛けなどにより水際で阻止したケースは15件あったという。
同署では金融機関などに対し、60歳以上の顧客が100万円以上の現金を引き出そうとした際は全件について警察に通報するよう協力を求めている。
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