中井中央公園内にある里都まちCAFEで15日、子どもを災害から守るための防災講演会が開かれた。
子育て中の保護者などをおもな対象に中井町が主催。アウトドア防災ガイドとして全国で講演を行っている、あんどうりすさんが講師を務め、参加者約20人が飲み物を片手に、実践的な防災対策に耳を傾けた。
あんどうさんは阪神大震災での被災体験やアウトドアの知識・技術を基に熱弁を振るった。集中豪雨による浸水で水位が膝より上に達すると、人は簡単に流されてしまうことを指摘。「スマホの無料雨雲アプリなどを活用し、避難勧告が出ていなくても自分で判断して早めに行動できるように」と呼び掛けた。
大地震に備えた家具の固定の必要性や衣類の素材と着方による防寒、さらしの活用法などについても解説。日常生活に防災グッズを取り入れることを提案し、必需品として水に濡れても音が鳴る玉なしのホイッスルやLEDヘッドライトなどを挙げた。また、レジ袋を用いたおむつの作り方を紹介した上で「災害時に大切なのはこの方法を知っていることではなく、仕組みを理解して物を作り出すスキル、応用力です」と訴えた。
11歳と8歳、5歳の3人の子がいる女性は「今日聞いた話を子どもたちにも伝え、災害用トイレの準備や家具の固定など今できることから始めたい」と話した。
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