神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

青年海外協力隊員としてネパールで森林保全事業に携わる 粟村 俊也さん 二宮町緑が丘 30歳

公開:2018年3月30日

  • X
  • LINE
  • hatena

活躍の場 世界へ飛び込む

 ○…国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として3月29日、ネパールへ向かった。赴任先は森林土壌保全省の出先機関であるミャグディ郡土壌保全事務所。現地住民が主体となって村落開発と森林保全の両立を目指すプロジェクトの推進に携わる。自然資源に対する意識啓発や普及員のサポートなどにあたり、住民と行政の橋渡し役を務めながら事業に取り組む。「現地に早く馴染めるかという不安もありますが、新しい世界へ飛び込んで行くわくわくした気持ち」と出発前の心境を語った。

 ○…海外に強い関心があった。大学の夏休みには中国の内モンゴル自治区を旅した。森林ボランティアツアーのつもりで参加したが、ボランティア活動は初めの半日だけで残りの日程はひたすら乗馬。「全然乗れないのが悔しくて、翌年にリベンジしました」。大草原を馬で疾走し、遊牧民の住居のゲルに寝泊まりする経験はロマンをかき立てた。

 ○…父の転勤で小学4年から二宮町へ。二宮中学時代は剣道に打ち込む。大学卒業後の2012年、金融機関に就職。東日本大震災の復興支援に役立ちたいと、東北地方への配属を志願した。福島支店に勤め、風評被害に悩む米農家などへ資本提供する業務に奔走。津波の爪痕を目の当たりにしたときは「コンクリートの土台だけが残っていた。そこに家があったと思うと、何とも言えませんでした」とつぶやく。

 ○…異動した九州で森林組合への融資を担当。戦後の植林が実を結び、活気づく林業と「山と関わる優しい人たち」に引かれた。昨年春、一念発起して青年海外協力隊員に応募。結婚前から夢を伝えていた妻は一番に応援してくれたという。息子を案じて初めは反対だった両親とは、粘り強い説得の末に「元気で帰って来る」と約束した。「現地を良く理解し、現地の人と一緒に良い仕事をしたい」。音楽交流もしようと、特技のリコーダーを携えた。

大磯・二宮・中井版の人物風土記最新6

沖山 奈美さん

インドの手仕事を取り入れた服飾ブランド「maNika」責任者の

沖山 奈美さん

大磯町在住 45歳

4月19日

小澤 恵里さん

総合型地域スポーツクラブ「さとまちのみりょく」代表の

小澤 恵里さん

中井町在住 31歳

4月12日

永野 亮比己(あきひこ)さん(本名:永野亮彦)

バレエダンサーでミュージカル俳優の

永野 亮比己(あきひこ)さん(本名:永野亮彦)

平塚市出身 38歳

4月5日

大塚 正夫さん

昨年12月、瑞宝双光章を受章した、大磯小学校、国府小学校元校長の

大塚 正夫さん

小田原市南鴨宮在住 88歳

3月29日

重原 聡さん

湘南デンタルケアークリニックを運営する医療法人社団悠星の理事長を務める

重原 聡さん

二宮町在勤 63歳

3月22日

大関 陽子さん

2023年中に特殊詐欺を8件阻止したローソン・スリーエフ大磯国府店オーナーの

大関 陽子さん

平塚市在住 42歳

3月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook