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パリでの個展を記念して江戸ちりめん細工展を大磯町で開く はうら まるさん(本名 高須賀士佃子) 熱海市在住 77歳

公開:2018年4月20日

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手仕事の温もり 古布に注ぐ

 ○…一針一針縫い上げ、作り手の愛情が伝わる伝統工芸のちりめん細工。貴重な古布の江戸ちりめんを材料に、花や生き物、人形、犬張り子の玩具などをかたどった色鮮やかな小物細工、四季の風物を題材とする現代的な作品も制作している。大磯駅前の湘南ギャラリーえんで4月26日から30日まで個展を開く。

 ○…子どもの頃から絵を描くことが好きで、和紙人形やアートフラワー、草絵、水墨画、書、ダンスなど数々の習い事を経験。60代のとき、友人の家で桃の節句に飾られていた吊るし雛と出会い、そのかわいらしさに引かれた。手ほどきを受け、独学で制作を始めた。「熱しやすく冷めやすいタイプ。お裁縫は苦手だと思っていたのですが」。熱海で教室を主宰する。

 ○…2015年、パリで日本文化を発信する博覧会ジャパン・エキスポに出展。ブログを見た運営者から声を掛けられたのがきっかけだった。好評を得て個展の誘いが舞い込み、チャレンジ精神がさらに膨らんだ。昨年10月、日仏交流事業ジャパンモーメントの公式展覧会として文化の中心地サンジェルマン・デ・プレで開かれた個展は、美術関係者やパリ市民を感激させた。「フランスの人にも古布の素晴らしさを分かってもらえたようです」とほほ笑む。

 ○…「年代を経て枯れを帯びた色、しなやかな手触り。江戸ちりめんには、現代のものにはない魅力があります」。古布はネットオークションや骨董市で探したり、故郷松山の専門店から取り寄せたりして入手する。仕上がりを想像しながら、色や柄の組み合わせを考えるのは楽しいひと時だ。「葉っぱの裏でのんびり静かに丸く生きたい」という願いが名前の由来。奥ゆかしく優雅で気品とユーモアのある人柄は、作品からも滲み出る。

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