二宮町の「さざなみダンス愛好会」が、160回目の社交ダンスパーティーを19日に開き、延べ参加人数が1万人に達した。町内外から愛好者が月に1度集い、優雅で軽快なステップを踏んでいる。
1万人目の参加者となったのは、平塚市に住む長島成子さん。地元自治会のサークルで社交ダンスを始め、サービス業の仕事に励みながら趣味を充実させてきたという。「ルンバで腕を上げる時の素敵なポーズに憧れたのが最初。ますますダンスが楽しくなっています」と笑顔を見せる。
「ダンスフェスティバル」と題した今回、ダンス歴約40年で第1回から参加する窪田芳子さん(93)=二宮町=が、参加100回を記録した。前回のパーティーでは会員2人が参加100回を数え、窪田さんは3人目の「精勤者」。「おかげで風邪もひきません」と、ぴんと伸びた姿勢が美しい。
紳士淑女が交流
同会は、社交ダンス愛好家の交流と技術向上を図ろうと、野谷浩司会長(79)ら9人のスタッフで2004年2月に結成された。毎月第3土曜日に駅前町民会館でパーティーを開催。町内のほか近隣の小田原市や平塚市、湯河原町などにも会員がいて、これまで588人に会員証を発行した。今年3月末に町民会館が閉鎖したため、隣の二宮小学校体育館を借りて活動を続ける。会員は70代・80代が中心というが、実年齢より若々しい紳士淑女がなごやかにダンスを楽しんでいる。
野谷会長は「社交ダンスは認知症の予防や健康長寿にも役立ちます。これからも会員に楽しんでもらい、スタッフもそれを生きがいとして頑張っていきたい」と話す。
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