二宮町商工会の会長を務める 古澤 有三さん 二宮町二宮在住 68歳
地域おこしを後押し
○…商工業の発展を通したまちづくりや会員事業者の経営指導、相談業務などを行っている二宮町商工会の第12代会長に就任した。スローガンとして打ち出す「商工会は行きます 聞きます 提案します」の実践やIT活用などを目標に掲げ、「厳しい経済情勢のもと微力ながら地域経済の振興に向けて専心努力していきたい」と抱負を語る。
○…特産品の落花生やみかん、オリーブほか地域資源を活用した二宮ブランド事業についてもブランド認定品の拡充を目指し、商品開発に取り組む事業者の支援に力を注ぐ。「町外からの移住者の起業も含めて地域おこしにつながるお手伝いをします」と胸をたたく。
○…生まれも育ちも二宮町。どこの家の子か、親は誰か地域の人が分かっていた時代。大人たちに振る舞いを見守られて成長するなか、その眼差しに「先祖が良いことをしてくれたおかげ」と感じた。「曽祖父は消防団長をやっていて、厳しい人だったそうです」。大学卒業後は流通業に就職。結婚して一時期、横浜で暮らした。地元に戻り、不動産の仕事に携わる。「海と山の自然があり、都内へも通勤しやすい」と二宮町の住みやすさを紹介する。町並みは子どもの頃と様変わりしたが、海岸沿いに続いていた松林の風景は今も心に残っているという。
○…社会奉仕団体の二宮ライオンズクラブ会員。業種が異なるメンバーとの交流や情報交換は有意義だと語る。全国各地に幅広く交友関係を築き、「歳を重ねて仲間がたくさんいることはとても楽しい」。夫婦やきょうだい、友人などとの旅行でリフレッシュ。男の子3人の孫が遊びに来ると「家の中が台風になる」と言いながらも「孫は子どもより可愛いというのは本当だね」と相好を崩す。二宮土地建物専務。
|
|
|
|
|
|