中井町の井ノ口小学校で水の事故から身を守るための安全教室が7月3日にあり、6年生56人が川や海に落ちたときの対処方法などを学んだ。湯河原ライフセービングクラブの松宮保雄さんらが協力し、日本ライフセービング協会のインストラクターでもある小林利浩さんが講師を務めた。
プールで児童たちは、運動靴や空のペットボトルを使ってどの程度の浮力を得られるかを確認。頭の後ろや胸、足などにペットボトルを当てて、体のどの部分に持てば浮きやすいかを確かめた。水着で泳ぐときと、長袖の服とズボンを身に着けたときの水中での動きにくさの違いも体験し、着衣でクロールや背泳ぎなどに挑戦した。
ライフジャケットの正しい着け方を教わり、浮力を試した6年生は「すごく浮きやすい」と驚いた様子だった。水に落ちた友だちを助けるときには傘や虫取り網の柄、ロープなどを利用できることも学んだ。
小林さんは、溺れた人に浮き具代わりのペットボトルを投げる場合は「容器に少し水を入れて重りをつけ、目と目を合わせて投げる。投げた後はペットボトルをどのように持てばいいかも教えてあげよう」と説明。「自分と友だちの命を守るために今日習ったことをしっかり覚えてください。一番大事なのは水の事故に遭わないようにすることです」と呼び掛けた。
6年生は人を思いやるライフセービングの精神も学習した。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|